長男幸千代をわずか三歳で亡くし、夫忠刻も病気がちになると、千姫は化粧櫓から望むことのできる男山に天満宮(写真左)を建立し、跡継ぎの誕生と、夫の回復を毎日のように祈り続けました。
この天満宮は男山の中腹にあり、城内から遙拝できるよう東向きに造営されています。
天満宮には多くの絵馬が掛けられ、政略結婚が当たり前だった戦国時代において恋愛結婚を成し遂げた千姫にあやかろうと、恋成就の願い事が書かれた絵馬も多く見られます。
天正元年(1346)に最初に姫路城を築いたとされる赤松貞範が、城の鎮守社として男山の山頂に建立し歴代の城主が信仰したと言われるのが男山八幡宮(写真右)です。男山八幡宮は千姫天満宮より少し山頂に向かって登った所にあります。
男山の頂上は小さな広場になっており、姫路の市街地や同じ高さでお城が眺められる静かな空間です。時間があればのんびりと過ごしてみるのも良いのでは。